2010年12月22日
Px4 レビュー
怒涛の新製品ラッシュの一つ、SCARと並びこの冬の本命とも言えるPx4のレビューです。
Beretta Px4
本モデルはBeretta M92Fに代わる新たなるフラッグシップモデルとして多いに期待されるハンドガンです。
2005年に登場したPx4は従来のBerettaの特徴であるスライド上部を大きく開口したデザインをやめ、同社の異端とも言えるモデルであったM8000クーガーと同じ、他社と同じスタンダードなデザインのスライドデザインを採用しています。
スライドトップをカットしたデザインは確かにBeretta社最大の特徴であるのですが、これが強度面での足枷となっているのもまた事実。45口径モデルが是非欲しいアメリカ市場などを睨んだ場合には必須の条件だと言えるだけに今回、クーガーに続き非採用となりました。
またシステムもクーガーのローティティング・バレル(ロータリーバレル)を引き継いでおり、そう言った意味ではクーガーの後継モデルであるとも言えます。
前作、9000Sから採用されたポリマーフレームも採用されており、20mmレールも備えている等、まさにBeretta社の次世代を担う最新オートマチックピストルだと言えます。
x4の由来とシリーズ

Px4の名称、Pは恐らくピストル(ピストーレ)を表わすもの。そしてx4は4種の弾(カートリッジ)を使用できると言う点から来ています。
9mm×19NATO弾(パラベラム弾)、9mm×21IMI弾(9パラを軍用弾と位置づけ一般販売を禁止しているイタリアなど一部地域で販売されているリムレス弾)、40S&W弾、45ACP弾の4種に対応しています(※45ACP対応は他と一部仕様が違う専用タイプ)。
これは同じStormシリーズとして発売されているCx4(カービン)と同じ弾薬ラインナップとなっています。またCx4はPx4とマガジンが共用のタイプも存在しています。
その他のストームシリーズにはRx4(ライフル)Tx4(ショットガン)などが存在します。
本シリーズは4つの銃器をセットで運用することを考えられています。特にCx4(カービン)にフルオートの設定が無いなど、法執行機関でも警察などでの使用を強く意識しているのが窺えます。また最近は市街地での使用などで軍も強い興味を示していると言う話も有ります。
ガスブローバック Px4
ガスブローバックとして東京マルイから発売になったベレッタPx4。記憶では国内メーカーでは初のモデル化だったと思います。従来のベレッタのラインから大きく外れたスタイルが逆に新鮮で、現在ハリウッド作品などでもチラホラ登場し始めている話題の最新ハンドガンです。
東京マルイは今回このモデルを実に野心的に仕上げてきています。
最大の特徴である「ローティティング・バレル」の再現、92Fではオミットされたデコッキングの完全再現、グリップサイズを変更できるバックストラップ機構の再現など、銃の特徴である点を余す所無く再現しつつ、東京マルイガスブローバックシリーズの最大の懸念要項であったHOP調整時にスライドを取り外す必要がある、と言う点に切り込んでいます。
従来モデル(デザートイーグルを除く)のHOP調整(M92Fシリーズは固定HOPなので調整無し)ではマガジンを抜き、スライドを外し、バレル下部のダイヤルを直接操作する必要がありました。外観を崩さず、調整の具合も悪くないのですが、調整時には撃ってはばらし、調整したらまた組んで、そしてまた・・・と非常に煩雑な作業となり、正直優れているとは言えませんでした。また銃を始めて触る初心者にとってはフィールドストリップ程度とは言え分解するのは精神的にもハードルの高いものがあり、結果HOP調整をキチンとしない、と言う結果となり折角の優秀なHOPシステムがその性能を発揮出来ないと言う状態を招いていました。
それが、今回エジェクションポートから指を突っ込むだけで調整が可能になると言う画期的な改良が加えられています。
これは即座に他のモデルへ採用できるのかは微妙で、特殊なアウターバレルスタイルを持つPx4だからこそなのかも知れませんが、是非今後も多く採用を検討して欲しい優れたシステムです。実際に撃ってみるとスライドをオープンさせチョイチョイと調整できるのは実に簡単でラクチンです。
ローティティング・バレルの再現は既にKSCがクーガーでやっているので(マルイもエアコッキングで再現してますし)それほど目新しさは無く、基本はほぼ一緒。とは言えスライド操作時に「クリ」と動くのは見ていて楽しく、無意味に弄繰り回してしまいます。
実に良く再現されていますが、これはブローバックにやはり影響を与えています。
ブローバックはよくも悪くもローティティング・バレルシステムの影響を受けており、ブローバックスピードは通常のモデルに比べ若干遅く、マイルドに感じるだろうと思います(これはKSCのクーガーでも言える特長)。デコッキングの再現はある意味マルイベレッタシリーズの悲願とも言えるもの。前シリーズであるM92Fではコストの低下を第一に考えら得ていた為にスルーされてしまいましたが、今回はしっかりと搭載されています。
ハンマーもフルダウン状態になってくれる、実にリアルなつくりです。ただ、レバーの形状的なものか、操作が若干「硬い」と感じました。これは今後、パーツが馴染んでくれば改善されるのかも知れません。
もう一つの目玉であるバックストラップの交換機構。これはエアガンではマルゼンのP99シリーズが採用しています(あちらはプレートは別売)。
手の大きい人も小さい人もより使い易くするためS・M・Lの3つのサイズが最初から同梱されています(Mは本体にセット済み)。
交換は実銃同様、グリップ下部を押し込みながらパネル全体を真っ直ぐ後ろへ引っ張ると外れるようになっています。ポリマーフレームならではの、複雑な形状となっていると言えますし、エアガンでもリアルに再現できるポイントになっています。今後、カラーバリエーションや迷彩ペイントモデルなどを期待してしまいます。スライドはエアガンは樹脂製ですが、元々余り派手なものでは実銃も無いだけに簡単な塗装などでもかなりリアルに仕上げることが出来そうです。
ここ最近のマルイシリーズはドンドンリアリティが増し、見所も増えてきています。今作もそう言った意味では最新モデルらしい、あらゆる点で従来製品を超える内容となっていると言えます。
唯一難点としてはそれに見合うように値段が上昇している点でしょうか。
パッケージ最後にパッケージに関して。
今作もベースの箱にシールでモデル名などを貼り付けています。これもここ最近のマルイ製品の特徴。
今後のバリエーションなどはまだ何も発表されていませんが、やはり期待してしまいます。
Px4のバリエーションとしては強化型フレームを採用し、サイレンサー対応のロングアウターをセットした45口径モデル、Px4 Storm SDが最も期待の集まるところ。
フレームはカラーバリエーションとして、サイレンサーアダプター付きアウターを備えた仕様などで来年にも登場しそうな気がしますが、如何でしょう?
どちらにしても、東京マルイとしても業界全体としても久しぶりの完全新規のモデル。皆さんも楽しんでください。
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東京マルイ
Px4
ガスブローバック
販売価格: 14,112 円 134ポイント
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